305bbcaa.jpg花粉症の症状のある受験生について、眠くなりがちな即効性のある薬を使わないための対策を、にしかま耳鼻咽喉科診療所の長谷川先生にお伺いしました。

にしかま耳鼻咽喉科診療所 院長 長谷川 武
2009年03月31日

今年も受験シーズンが終わり、4月から新学期です。耳鼻咽喉科医をしていて常々思いますが、今の受験生は本当に大変だと思います。私が高校受験や大学受験の頃には、まだ花粉症はあまり認知されていませんでした。昭和39年にスギ花粉症が発見され、昭和54年にスギの大量飛散で少しずつ注目され始めました。受験の1〜2月は、せいぜい風邪をひかないように良くうがいをして体調を整えるだけで良かったと思います。でも今は、インフルエンザや花粉症への対策、また黄砂も飛散します。なるべく眠くならない薬を処方して「頑張ってね」と応援しますが、「明日試験なので今日中に熱をさげたい」「早く効く薬を」とリクエストも多くなります。ですから、受験生はインフルエンザ予防接種は必須として、少しでも花粉症の症状が出るお子様は初期療法(花粉飛散前の1月下旬くらいから少量の内服をする療法です)をしたほうが良いかとも思えます。鼻水・鼻閉の症状がひどくなってからですと、即効性を期待するには、どうしても錠数も多くなりますし、眠くなる薬になってしまうのです。

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