吉岡内科医院では月1回、管理栄養士を招いての栄養相談を行っています。健康維持のための食事にお悩みの方はどうぞご相談下さい。
2010年春のおすすめメニューです。
2010年春のおすすめメニューです。
吉岡内科医院 管理栄養士
2010年3月
春の香りを食卓に
生き物が目を覚まし大地が動き始めるとき。わたしたちのからだもまた活動的な季節に備えて、新陳代謝を繰り返し、日々新しく作り変えられています。
からだをつくるもととなるのはタンパク質。肉や魚、卵、大豆などの良質のタンパク質を土台に、ビタミン・ミネラルの力をかりてそれぞれのからだに必要なタンパク質をつくっています。早春は、ふきのとうやうど、菜の花、タラの芽、こごみ、木の芽・・・香りや苦みの野菜が特徴です。ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれています。春の香りと苦み、繊細な味を感じとれるように、シンプルな調理法、和の調味料が味を引き立てます。塩分のとり過ぎを防ぎ、食欲増進効果、一方では過剰なエネルギー摂取も抑えます。
“ 毎日の食事を大切に過ごしましょう ”
ちりめん山椒ご飯
材料(4人分) | |
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ちりめん山椒 | 50g |
ご飯 | 茶碗4杯 |
卵 | 2個 |
調味料 | |
砂糖 | 大さじ1 |
醤油 | 小さじ1 |
だし汁 | 小さじ2 |
油 | |
大根葉・木の芽 |
作り方
- 卵をほぐし、調味料を入れ、よくまぜて、少し時間をおく。 卵焼き箱、又はフライパンを熱して焼き油を入れて少しさまして、薄焼き卵を作り、細く切る。
- どんぶりにご飯を入れ、茹でて細かく切った大根の葉、ちりめん山椒、卵、木の芽(手のくぼみにのせて軽くたたいて)のせましょう。
- ◆白いご飯に、土色のちりめん山椒、黄色い卵と大根葉の緑。春の大地を想わせます。香りは木の芽(山椒の若芽)。山椒の香りと辛み成分は健胃、整腸作用があります。
蛤のお吸い物
材料(4人分) | |
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蛤 | 8個 |
水 | 3・1/2カップ |
出し昆布 | 5〜6cm |
酒 | 小さじ2 |
塩 | 小さじ1 |
木の芽 |
作り方
- 鍋に水、だし昆布、きれいに洗った貝、酒を入れ、強火にかける。
- 沸騰寸前に昆布をとりだし、沸騰したら火を弱め、アクをとり、蓋をし、貝の口が開いたら調味する。
- 椀に蛤、汁を注ぎ、木の芽をのせる。
貝柱の黄身焼き
材料(4人分) | |
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貝柱 | 4〜8個 |
小麦粉 | |
サラダ油 | |
卵黄 | 1個 |
醤油 | 小さじ1 |
菜の花(付け合せ) |
作り方
- 菜の花を塩茹でして水に入れ、さまして絞り、4cm位に切る。
- 貝柱は洗って水気をふく。小麦粉を薄くまぶして、油で焼き、黄身醤油をつけて、オーブンで焼く。
- 皿に1.を並べ、2.を盛り付ける。
- ◆菜の花(キャベツやブロッコリーなどアブラナ科の花の総称)は春の花。アブラナ科の野菜はカロテン・含硫化合物・ビタミンC・食物繊維など、抗がん性成分を多く含みます。
うどとワカメの酢味噌
材料 | |
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うど、ワカメ | |
酢味噌の割合 | |
赤味噌大さじ1 又は 白味噌大さじ2 | |
砂糖 | 大さじ1 |
だし汁 | 大さじ2 |
溶き辛子 | 少々 |
作り方
- うどは皮を厚くむき短冊に切り酢水につける。
- ワカメは熱湯をかけ水にとり、適当に切る。
- 味噌・砂糖・酢を火にかけて練り、粗熱がとれたら辛子を混ぜる。
- ◆春独特の香りとほのかな苦み、歯ざわりの独活(うど)。うどには新陳代謝を高めるアスパラギン酸が含まれています。白い部分はそのまま、皮はきんぴらや天ぷらなど加熱して。アクが強いのでいずれも酢水につけてアク抜きしてから使います。
白和え
材料 | |
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白和えの割合 | |
木綿豆腐 | 150g |
すりゴマ | 大さじ1 |
砂糖 | 小さじ1・1/2 |
塩 | 少々 |
作り方
- 常備菜(高野豆腐と干ぴょうの煮物)に芹(せり)を加えた白和えです。
- 豆腐を茹で布巾で絞り、白ゴマ(煎ってすったもの)・砂糖・塩を加えます。常備菜に味がついていますので、味付けは薄味に。
山菜の天ぷら
菜の花、うど、こごみ、ふきのとう、タラの芽・・山菜を天ぷらにしました。 |
ふきのとう味噌
茹でたふきのとうを細かく切り、麦味噌であえます。 |
その他にも
辛子醤油和え (菜の花とアサリのむき身とワカメを辛子醤油で和える)・・など、若々しい春野菜をひとつ食卓に。早春、眠っていたからだを目覚めさせてくれることでしょう。 |
食事相談しています。
あなたやご家族の食事診断をします。血糖値や血圧が高い、コレステロール、体重増加、減少など、さまざまなからだの変化。その原因のひとつには食生活の乱れがあります。
自分では気づかない食生活の問題点を見つけ、あなたにあった献立選びや食事作り、食材の選びかた、食べかた・・をアドバイスします。健康への一歩がふみだせない人、食事療法で困っている人も、お気軽にお問い合わせください。
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