
2009年冬のおすすめメニューです。
吉岡内科医院 管理栄養士
2009年1月
メタボ対策 —タンパク質は冬のからだをつくる—
大寒を過ぎると節分、そして立春。暦の上では春ですが、まだまだ寒い日は続きます。
冷たい外気はからだの熱を奪い、体温が1℃下がると免疫力は30%ほど低下するといわれます。からだはエネルギーを使ったときに熱を発生します。食べ物はからだを動かす原動力です。食事をして、消化、吸収、代謝のときにも熱を発生します。この時期はからだを温める食事が第一。そして筋肉や血液、消化酵素やホルモン、免疫物質、からだのあらゆる器官や機能のもととなる良質のタンパク質、肉や魚、卵、乳、そして大豆製品を多からず少なからず、毎食きちんととりましょう。動物性食品は優秀タンパク質源ですが、脂肪も多く含まれています。大根、長葱、白菜、ほうれん草など冬野菜と一緒にとると、ほど良くとることができます。
冬のお気に入りレシピ
肉類は1日50〜60gが目安量です。
たっぷりの野菜と一緒にとれば、少量でも満足感があり、
野菜もまたおいしく食べられます。
鶏手羽先と里芋の煮込み(180kcal)
材料(1人分) | |
---|---|
鶏手羽先 | 2本 |
長葱ブツ切り | 10g |
生姜うす切り | 少々 |
里芋(皮をむいて) | 100g |
茹でたほうれん草 | 50g |
作り方
- 鶏肉は熱湯に入れサッと茹でる
- 調味料(スープ・酒・砂糖・醤油)と葱、生姜を入れ火にかけ、沸騰したら鶏肉を入れて煮込む。
10分位したら里芋を入れ、柔らかくなるまで煮る。 - ほうれん草を添える。
- ◆手羽先はコラーゲンが多く味がよくでます。コラーゲンはタンパク質の一種です。体内では細胞同士を結合します。鶏肉の皮にはビタミンAも含まれています。里芋は糖の吸収を穏やかにする食物繊維を多く含み、芋類のなかでは低カロリー。ほうれん草はビタミン、ミネラル源、肉と一緒にとることでお互いの栄養効率を高めます。風邪予防にもおすすめ。
蓮根のすりおろし汁(75kcal)
材料(1人分) | |
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豚こま切れ A(塩・酒・片栗粉) |
15g |
蓮根 | 30g |
人参・大根・長葱・こんにゃく | 合わせて100g |
だし汁・塩・酒・醤油・おろし生姜 |
作り方
- 豚肉にAを混ぜ合わせる。
- 蓮根は皮をむき水にさらし、すりおろす。
- こんにゃくと野菜を下処理し、適当な大きさに切る。
- だし汁に野菜とこんにゃくを入れ柔らかくなったら肉を入れ、アクをとり除き、長葱を入れる。
- 煮立ったら蓮根をいれ、調味料を加える。
- 器に入れ、おろし生姜を添える。
- ◆中国では
蓮根 はからだに活力を与えるといわれ、からだが弱ったときに蓮根のでんぷんを食べるそうです。食物繊維も多く含まれています。生姜は万病の妙薬といわれる香辛野菜。生姜は気力、体力、免疫力、全身の機能を高めてくれるありがたい存在で、風邪対策にも欠かせません。たっぷりの野菜と豚肉、そしておろし生姜・・冬のからだに効く汁物です。
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