コラム
2011年初夏のおすすめメニューです。
吉岡内科医院 管理栄養士
2011年5月
初夏の食卓
少しずつ暖かくなってまいりました。被災地のみなさま、いかがお過ごしでしょうか。
お身体くれぐれも大切に、一日も早い復興をお祈りしています。
電気が止まり、いつも満杯のスーパーの棚に、食品が少なくなった3月。何不自由なく食生活を送っていた私たちに食事のあり方を考えるよい機会となりました。
台所には季節なく一年中出回っている野菜やすぐ使えるインスタント食品、食卓にそのままだせる数多い惣菜、そして調理に欠かせない電子レンジ・電気釜・鍋・ポット・トースター・ミキサー、冷蔵庫・・・、電力あっての食生活でした。振り帰ってみれば、買い溜めや作り過ぎで食べ物を無駄にしてしまったこと、なくても良いものも随分ありました。
そして5月、爽やかな風とともに新じゃが、新玉葱、春キャベツ、筍、グリンピース、サヤエンドウ、蕪、蕗などの野菜、魚介類もいろいろ出てきました。新鮮な魚介はタンパク質源とビタミン・ミネラルの宝庫。甘く、柔らかく、薄緑色のやさしい色や香りの野菜は緊張したからだをときほぐし、チョッピリ苦みの野菜は、次第にからだを季節に馴染ませてくれます。
今、私たちに出来ることは、
沈んでいた気持ちを和らげ、元気になる ‘からだにやさしい食事づくり’
自然と仲良く暮らす ‘日々の楽しい食卓’ のような気がします。
・・そして今回、春野菜のやさしさをそのまま食卓にのせました。
2011年冬のおすすめメニューです。
吉岡内科医院 管理栄養士
2011年1月
冬の食卓
初春を迎えいかがお過ごしですか。
暖かな春まで、寒いさむい冬はまだゝ続きます。寒さはからだにとって大きなストレス。冷たい外気に体温を奪われ、冷えたからだはウィルスに狙われます。外気との温度差が激しい環境では血圧が上昇します。年末年始の多忙、暴飲暴食は思わぬ病気をひきおこします。
そんな時 ‘いつもどおりのからだにやさしい食事’ が安心。
大根・かぶ・ブロッコリー・カリフラワー・韮・白菜・葱・ほうれん草・小松菜・水菜・れんこん・里芋・長芋・・・冬野菜は栄養たっぷり、からだにやさしく、経済的。おいしい旬の野菜、無駄のないよう使って、からだを温め、元気に冬をのりきりましょう。
平成22年夏の法改正によって、一部の内容が変更になっていますのでご注意ください。「8月27日から第2期(9歳から13歳未満)に新・日本脳炎ワクチンの使用が可能となりました。」とのことです。
2010年春のおすすめメニューです。
吉岡内科医院 管理栄養士
2010年3月
春の香りを食卓に
生き物が目を覚まし大地が動き始めるとき。わたしたちのからだもまた活動的な季節に備えて、新陳代謝を繰り返し、日々新しく作り変えられています。
からだをつくるもととなるのはタンパク質。肉や魚、卵、大豆などの良質のタンパク質を土台に、ビタミン・ミネラルの力をかりてそれぞれのからだに必要なタンパク質をつくっています。早春は、ふきのとうやうど、菜の花、タラの芽、こごみ、木の芽・・・香りや苦みの野菜が特徴です。ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれています。春の香りと苦み、繊細な味を感じとれるように、シンプルな調理法、和の調味料が味を引き立てます。塩分のとり過ぎを防ぎ、食欲増進効果、一方では過剰なエネルギー摂取も抑えます。
“ 毎日の食事を大切に過ごしましょう ”
ワクチン不足や小児の接種スケジュール前倒しなど、医療現場で混乱が起こる中で書かれた、当時の最新情報です。
2009年夏から秋へのおすすめメニューです。
吉岡内科医院 管理栄養士
2009年9月
食卓を考えましょう —毎食の積み重ねが、あなたのからだを支えています。—
春・夏・秋・冬、一年12ヶ月、365日。自然のなかで、からだを動かし、必要なだけ食べ、日没と共に休む。そんな基本的な生活が明日の元気を作ります。
毎日の食事は生きるためのエネルギー源。私たちのからだをつくるためにあります。
一食たりとも、無駄にはできません。おいしく、楽しく、そして適量とれていますか?
私たちの食事は、動植物から得られるさまざまな食材、地球上みんなの大切な資源によってつくられています。季節の野菜料理をいつも食卓に、野菜は元気のクスリ。身近な野菜と仲良く暮らしてみませんか?
夏から秋へ お気に入りレシピ
暑さで疲れたからだを仕切りなおしてくれるおいしいカレー。
体重のコントロールにもお役立て。
食物繊維たっぷり 秋の食材が、よく噛む習慣を身につけます。
2009年春から夏へのおすすめメニューです。
吉岡内科医院 管理栄養士
2009年5月
食卓を考えましょう —毎食の積み重ねが、あなたのからだを支えています。—
春・夏・秋・冬、一年12ヶ月、365日。自然のなかで、からだを動かし、必要なだけ食べ、日没と共に休む。そんな基本的な生活が明日の元気を作ります。
毎日の食事は生きるためのエネルギー源。私たちのからだをつくるためにあります。
一食たりとも、無駄にはできません。おいしく、楽しく、そして適量とれていますか?
私たちの食事は、動植物から得られるさまざまな食材、地球上みんなの大切な資源によってつくられています。季節の野菜料理をいつも食卓に、野菜は元気のクスリ。身近な野菜と仲良く暮らしてみませんか?
春から夏へ お気に入りレシピ
いよいよ夏に向かって、活発に動きはじめます。
赤、緑、黄色、橙色・・
明るい日差しとともに、育った色鮮やかな野菜は、
紫外線に負けない強い成分をもっています。
2009年冬のおすすめメニューです。
吉岡内科医院 管理栄養士
2009年1月
メタボ対策 —タンパク質は冬のからだをつくる—
大寒を過ぎると節分、そして立春。暦の上では春ですが、まだまだ寒い日は続きます。
冷たい外気はからだの熱を奪い、体温が1℃下がると免疫力は30%ほど低下するといわれます。からだはエネルギーを使ったときに熱を発生します。食べ物はからだを動かす原動力です。食事をして、消化、吸収、代謝のときにも熱を発生します。この時期はからだを温める食事が第一。そして筋肉や血液、消化酵素やホルモン、免疫物質、からだのあらゆる器官や機能のもととなる良質のタンパク質、肉や魚、卵、乳、そして大豆製品を多からず少なからず、毎食きちんととりましょう。動物性食品は優秀タンパク質源ですが、脂肪も多く含まれています。大根、長葱、白菜、ほうれん草など冬野菜と一緒にとると、ほど良くとることができます。
冬のお気に入りレシピ
肉類は1日50〜60gが目安量です。
たっぷりの野菜と一緒にとれば、少量でも満足感があり、
野菜もまたおいしく食べられます。